第1号ソーラー発電所建設までの道のり(架台の選定と設置)の続きです。
架台について悩まれている方が多いようですので、架台の設計について書きたいと思います。まずはじめに言いたいのが、ソーラー大家は架台の設計を途中でいくつか変更しています。これは当初の計画が実際には実行出来なかったからです。変更点をまとめてみたいと思います。
変更点1
自分でDIYで設置 ➡ 業者に依頼に変更
理由:変更点2も影響していますが、単管杭が電動ハンマーを使用しても50cmも地面に刺さらず計画の実施が自力では困難になったことが最も大きな決断理由でした。また、6mはおろか4mの単管ですら一人では取り回しはかなり困難でした。
変更点2
単管打ち込み ➡ コンクリート基礎、引き抜き防止のため単管には短い鉄棒を溶接
理由:地中の岩が多いところだったためか、掘ったり、レンタルの電動ハンマー(ヘッドは購入)を使ったりしましたが、全く刺さりませんでした。しかもYoutubeで参考にした映像では電動ハンマーで1本1分程でさしていましたが、大人二人の体重をかけてもほとんど刺さりませんでした。ガンガン騒音もすごいです。
変更点3
筋交いは最小限 ➡ 多数の筋交いで補強
理由:設置工事をしている最中に暴風が襲った日がありました。この時は電話で業者の方に無理にお願いして雨の中建設中の架台が飛ばないようにロープをかけてもらいました。このような無理なお願いを聞いてくださった業者さんには心から感謝しています。また、この時の業者さんは、この経験から筋交いを当初予定から大幅に増強し、またコンクリート基礎もより重くなるように周囲に岩をかませる形に変更してくれました。筋交いが多くなることで見た目は悪くなるなと心の中では思いましたが、背に腹は変えられません。パネルが飛んで人様に迷惑をかけるよりもよっぽどいいです。
このように工事中にいくつか計画を変更しました。業者さんには、追加でかかった分は追加負担するのでお願いしますと言っていました。これにより当然コストがアップしました。でもそれは当初の自分の見積もりが甘かっただけです。むしろ完成前に修正出来た幸運に感謝しているぐらいです。
ちなみに架台は16枚のパネルに6本の柱と多数の筋交いで構成しています。それが3基あります。計画では3基は完全に平行にする予定でしたが、実際は切り株や動かせない程の岩があったりしたので多少ずれています。この影響もあり冬は一部パネル間で影が生じることになってしまいました。それでもなんとか完成したことに感謝しています。ここで判明したことや反省は次の第2号ソーラー発電所にいかしたいと思っています。