ソーラー大家です。
ソーラー発電所の建設の時期について相談されることが多いので、時期について書きたいと思います。
まず、これからソーラー発電所を建設することを考えている場合には、
2013年3月末までに経済産業局の認証がおり、電力会社との連係協議が開始していれば、42円の売電が20年間可能だということを頭に入れておくことが重要です。
4月以降の来年度であれば、おそらく42円から下がります。2012年度を含めた3年間は特に価格は高めに設定されることが予定されているため、ソーラー大家の勝手な予想は40円または38円です。
3年間で42円ー40円ー38円と下がって行くのがソーラー大家の最もポジティブな想定です。
逆に、3年間で42円ー38円ー32円と劇的に下がって行くのが最もネガティブな想定 ですが、これもあり得ると考えています。
では、単価が変更になるとどれぐらい影響がでるかシミュレーションしてみようと思います。
10kW事業用の20年間の収入金額比較(目安)
2012年度内の42円の場合
42円/kW(売電単価)×1,000h(年間発電時間)×10k=420,000円
事業収入合計 420,000円×20年間
=8,400,000円
4月以降(予想)
40円の場合
40円/kW(売電単価)×1,000h(年間発電時間)×10k=400,000円
事業収入合計 400,000円×20年間
=8,000,000円
38円の場合
38円/kW(売電単価)×1,000h(年間発電時間)×10k=380,000円
事業収入合計 380,000円×20年間
=7,600,000円
32円の場合
32円/kW(売電単価)×1,000h(年間発電時間)×10k=320,000円
事業収入合計 320,000円×20年間
=6,400,000円
この差を大きいと見るとか小さいと見るかは人それぞれかと思いますが、単にはじめる時期が数ヶ月もしくは1年程度違うだけで下手すると10kWあたりで2,000,000円異なる可能性があるわけです。
50kWの場合には、10,000,000円の事業収入の差になる可能性もありますので、ことソーラー発電に関して言えば早めにはじめるに超したことはないかと思います。ソーラー大家も既に第2号発電所建設に向けて動いています。
なお、2013年3月末までに経済産業局の認証がおり、電力会社との連係協議が開始していれば、42円で20年間固定ですのでこのタイミングであれば今年度を視野に入れるべきだと思います。
2013年1月追記
49kw等の大規模な場合には、
3月までだと20年間で42,000,000円の売電収入、
4月以降は38円の場合20年間で38,000,000円と400万円も売電収入が下がります。大規模に考えている場合には、400万円を超えるコストが下がることが見込まれない場合には、意思決定を遅らすメリットはないかと思います。