ソーラー大家です。
ソーラーパネルの価格は本当に安い方がいいの?パネル選びの5項目の補足情報です。
中国大陸製のパネルを検討している過程で,中国大陸製パネルにはかなりのリスクがあることがわかりましたので書きたいと思います。
まずソーラーパネルの仕組みですが、数十枚のソーラーセルの集合体として一枚のパネルモジュールが構成されています。
中国大陸の多くのパネルメーカーは、ソーラーセルを購入しこれを組み立てて出荷していますが、どうも多くの格安パネルメーカーは、B級品のソーラーセルを購入してモジュール化しているようです。
B級品ソーラーセルとは、ソーラーセル製造メーカーでの規格検査で良品の規格を満たしていないソーラーセルを指します。
日本の感覚ではそのような材料を使用することは考えられないかと思いますが、そこは中国大陸、侮ってはいけません。
ソーラーセルには、B級品以下ではさらに破損有りのC級品や大きな破損有りD級品といったものものもあるのですが、C級品以下のソーラーセルは外見上破損があるために判断する分には比較的容易です。
それに対して、B級品のソーラーセルは出力や変換効率に問題があるものの、外見からは判別不能です。
なぜ、中国大陸製メーカーがこのようなB級品ソーラーセルを使用しているかわかるかというと、実際に中国大陸メーカーからソーラーセルを取り扱う業者にB級品ソーラーセルを仕入れたいという問い合わせが多数あることをソーラー大家は直接聞いているからです。
数百社もある中国大陸メーカーによる25年保証等は気休めですので、もしどうしても中国大陸製のソーラーパネルを入手される場合には、途中で出力が大幅低下することを前提に、必ず中国国外の損害保険会社による製品保証保険が付属していることを確認されることをお勧めします。