(画像はイメージです)
ソーラー大家です。
ソーラー大家が第1号ソーラーに使用したパワコンも現在取り扱っているパワコンもいずれも屋内用です。
今日、同じくソーラー発電所を建設中の方とのやり取りで、野立てソーラーには屋外用パワコンを使うという常識を持たれていることに気がつき、ビックリした次第です。
どうやって屋内用を屋外で使用するかというと、トランスに近い箇所に1つもしくは複数のパワコン小屋を立て、小屋の中に集中してパワコンを設置しますので、パワコンは屋外用と屋内用どちらでも構わないわけです。
パワコン小屋といっても1台数万円程度の市販されている大型物置ですので入手は容易ですし耐久性も値段に比例してあります。あとで書きますが、必ず物置は鍵付きのものにします。
ソーラー大家が扱っているパワコンはサイズが小さく3台まで横付け可という珍しいものなので、左右に3台づつ計6台を1つのパワコン小屋にいれ、その小屋を二つ並べると12台のパワコンが入ります。これは3台×パワコン小屋4個でも何でも構いません。
但し、パワコンをパワコン小屋に設置するにあたり以下の4点の工夫が必要です。
・小屋の温度が上がらないように直射日光があたらないようにパネルの下に設置する等位置を工夫する。
・結露の恐れがあるためパワコン小屋の壁面には直接設置せず、内部にパワコン設置用の壁面を別途作り設置する。
・95%効率のパワコン4kWで200W相当の暖房と同じ熱を発するため必ず換気装置をつける。
(第1号ソーラー発電所では、パワコン小屋に換気装置と換気装置用の小型太陽光パネルを別途設置しています)
・そして最も重要ですが、虫対策を必ずすること。具体的には換気口は目の細かい網がついているものにし、外部との穴は配線部分を含め全て塞ぎます。その上で気休めにホウ酸ダンゴ等を設置する。
屋外用だからパワコンを屋外に設置するというのは都心部では問題ありませんが、田舎ではかなりリスクが高いので、ソーラー大家としては想定すらしていませんでした。
なぜなら仮に屋外用であってもパワコンをそのまま屋外に設置すると以下の問題が生じるからです。
・何より虫が入る。どんなに塞いでもパワコンは暖かいため一重ではビックリするぐらい虫が入る可能性があります。虫が入ることでショートや故障の原因となり、最悪火災が生じる恐れもあり、かなり危険だとソーラー大家は考えています。これはソーラー大家が田舎の屋外に設置している照明装置や配電盤の中が虫の巣になってしまいかなり困ったという実体験から来ています。
・雨露があたるとパワコンの寿命に影響する。パワコンの寿命を伸ばすために最低限雨露にはあたらないようにする必要がある。パネルの下であっても強風時には雨がびしゃびしゃあたります。
・盗難リスクが生じる。これは余り書きたくないのですが、ソーラ発電所の中で最も盗みやすいのはパワコンです。パネルは重いわりに単価が比較的安いため盗みづらいですが、パワコンは違います。1台数十万のパワコンが集中して設置してあることがわかればセキュリティ上危険で、かつもしも鍵のかからない状態で設置していればもう盗んでくださいといっているようなものです。
このようなリスクがあるため、ソーラー大家としてはパワコンは屋内用屋外用問わず、パワコン小屋に格納するべきだと考えています。もちろんソーラーシステムの設計は色々あり、保険等でカバーする方法もありますので一概にはいえませんので一つの参考にしてくださればと思います。
建築基準法違反ですよね。10㎡を超えている場合は確認申請も必要です。
それと市街化調整区域の田畑の場合、農地転用以外にも開発許可が必要ですので、都市計画法違反にもなります。監察入りますよ。
建築主事様
コメントありがとうございます。
申し訳ございませんが誤ったご認識のようですので下記にて建築基準法上何ら問題ないことをご確認くださればと思います。
なお、10平米以上云々は増築の話ですので、新築の場合にはパワコン小屋以外では広さに関係なく当然に必要となります。
野立てソーラーと建築確認の関係について
http://www.solarooya.com/?p=444
二点目の市街化調整区域についても太陽光発電所においては何ら問題のないことを下記にてご確認下さればと思います。
太陽光システムを市街化調整区域に置ける根拠資料
http://www.solarooya.com/?p=529