野立てソーラーと建築確認の関係について

2013年4月10日
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野立てソーラーと建築確認の関係についてソーラー大家です。

 

野立てソーラーを建てる上では計画段階において建築確認申請との関係について確認することが重要です。

野立てソーラーでは大きくソーラーパネル自体とパワコンを収納するボックスもしくはパワコン小屋の2つについて建築確認が必要な建築物に該当するか否かが問題となります。

 

ソーラーパネルについては野立ても屋根置きのいずれも建築物に該当しない

(出典 (別添5)太陽光発電設備等に係る建築基準法の取扱いについて(技術的助言)

野立てソーラーのケース

第2 土地に自立して設置する太陽光発電設備の取扱い
土地に自立して設置する太陽光発電設備については、太陽光発電設備自体のメンテナ
ンスを除いて架台下の空間に人が立ち入らないものであって、かつ、架台下の空間を居 住、執務、作業、集会、娯楽、物品の保管又は格納その他の屋内的用途に供しないもの については、法第2条第1号に規定する建築物に該当しないものとする。

ついでに屋根置きのソーラーのケース

第3 建築物の屋上に設置される太陽光発電設備等の建築設備の高さの算定に係る取扱い 建築物の屋上に設置する太陽光発電設備等の建築設備については、当該建築設備を建 築物の高さに算入しても当該建築物が建築基準関係規定に適合する場合にあっては、令 第2条第1項第6号ロに規定する「階段室、昇降機塔、装飾塔、物見塔、屋窓その他こ
れらに類する建築物の屋上部分」以外の建築物の部分として取り扱うものとする。

 

パワコンを収納するボックスもしくはパワコン小屋は建築物に該当しない
(出典 パワーコンディショナを収納する専用コンテナに係る建築基準法の取扱いについて(技術的助言)

土地に自立して設置するパワーコンディショナを収納する専用コンテナのうち、パワ ーコンディショナその他パワーコンディショナとしての機能を果たすため必要となる設 備及びそれらの設備を設置するための空間その他のパワーコンディショナとしての機能 を果たすため必要となる最小限の空間のみを内部に有し、稼働時は無人で、機器の重大 な障害発生時等を除いて内部に人が立ち入らないものについては、法第2条第1号に規 定する貯蔵槽その他これらに類する施設として、建築物に該当しないものとする。
ただし、複数積み重ねる場合にあっては、貯蔵槽その他これらに類する施設ではなく、 建築物に該当するものとして取り扱うこととする。

 

ちなみに、実態の運用はどうであれ、建築基準法上では既に家の建っている場合には増設に該当するため10平米未満の物置等の建築物を建築確認なしに置くことは可能ですが、更地の場合には新築に該当するため免除規定がなく、物置一つ置くのにも建築確認が必要なルールとなっています。

繰り返しになりますが実態は別です。原っぱ等に確認申請なしの物置なんてよくある話ですが、誰かから文句を言われた時に対抗出来ないことが問題な訳です。

 

ちょうど1年前に上記の通り規制が緩和されていたために問題なくパワコン小屋を置くことができます。例えば計画している第2号ソーラー発電所の場合でも、最小限とはいえ室内用パワコン6台の発熱量は大きいのでそれなりの大きさのパワコン小屋を建てる必要があるので、法律上建築申請なしに建てられることはコストの面でも大きいです。

 

なぜなら、某事件後に建築基準法改正されたので、現在は個人で建築確認申請をするのはかなり難しくなっています(ネットでセルフビルドの家を建てるために個人で申請した等あるのは改正前のものがほとんどです)。そして建築確認のためのコストも建築士に払う金額とは別に最低でも20万円程度は手数料として掛かりますのでかなり大変です。

ですので、野立てソーラーを建てる上で障害になっていた規制の緩和を行ってくださった国土交通省には大変感謝しています。



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2 Responses to 野立てソーラーと建築確認の関係について

  1. Tobby
    2013年4月13日 at 1:50 PM

    ソーラー大家さま、

    私もパワコン小屋を設置する予定です。
    6基以上のパワコンを室内設置する予定ですが、
    室内の熱対策を思案中です。

    貴殿の熱対策について現時点でのアイデアをご紹介頂けたら参考にしたいと思います。

    今後のUpを楽しみにしています。

    • ソーラー大家
      2013年4月14日 at 1:18 AM

      Tobbyさま
      パワコン小屋の熱対策は既に第1号ソーラー発電所で行っているのと基本的に同じ方法を考えています。
      その方法とは小型のソーラーパネルによる発電とPC用ファン(耐久:8万時間)による強制換気です。故障を考え2系統以上とします。

      意外とこの話は奥が深く、全量買取の場合には換気用の電源を取ることができません。もし換気用の電源を取るならその分事前に申請(追加の月額費用が発生します)しておかないと契約違反になると思います。
      また、パワコンが休止している夜間にファンを回すのは騒音かつモーターの消耗を早めるため得策ではありません。

      このため、パワコンが起動しているのと同じ時間に起動するソーラーパネル発電による換気であれば稼働が半日となるためファンモーターも長持ちするのではと考えています。
      次に採用するパワコンは温度抑制に強いですが、第1号に採用した三菱製パワコンは25度から温度抑制というちょっと残念なパワコンなため、強制排気の他にパワコン1台ごとに追加のファンによる強制冷却も行いますが、普通はここまではいらないかと思います。

      ちなみにコストとしては、小型のソーラーパネル1枚数千円、ファン1個千円以下、換気口千円以下を何セットつけるかというだけなので、コストも安くDIYで十分に対応可能かと思います。

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