ソーラー大家です。
ソーラーパネルについてはかなり価格に幅があるためネットの情報のみで、より安いものを探そうとしてしまうかと思います。
しかし、安い価格には安いなりの理由があるのでご注意ください。
特に下記の5項目いずれも満たさないパネルは安いですが、そのようなパネルを20年以上の長期にわたって使用するリスクについてはよくよくご検討された方がいいかと思います。
1.JET認証の有無
まず10kW未満の家庭用の場合 JET認証のあるソーラーパネル以外設備認定がおりません。
このため、ソーラー大家の扱うパネルのようにJET認証が必須になります。
JET認証
http://www.jet.or.jp/products/solar/index.html
このJET認証がなければパネルの価格はぐんと安くなります。
2.JET非認証の場合には最低限TUV認証が必要
JET認証がないということは日本の認証機関を通過していないということです。
これにはいくつか理由があり、技術的要件を満たしていないか、余力がないために日本で認証を取るだけの技術的サポートもしくは資金力がないことがあげられます。
今やアメリカも欧州もソーラーパネル需要は下火ですので、世界の中でも大きな需要国である日本の認証を取ることができていないということはリスクの一つだと思います。
ただ、これまでアメリカや欧州のみにしか販売していないパネルの場合には、TUVしか認証を取ってない場合もありますので、JET非認証の場合には、このTUV認証があるか必ず確認しましょう。
TUV wiki(English)
http://en.wikipedia.org/wiki/Technischer_Überwachungsverein
JET非認証でかつTUV認証もない場合には、仮に高性能をうたうパネルであったとしても技術的に認証が取れていない、性能を証明できていないパネルですので要注意です。
3.パネルメーカー(グループ)は上場会社か?
海外となるととたんによくわからないからと会社をひとくくりにしがちですが、上場会社と非上場では信用力が違います。なにより上場会社は監査人により法定監査を受けており毎年の財務諸表が公開されているため、財務諸表を確認できます。
それに対して非上場会社は監査も受けていないため、財務内容が劣化していても知るすべがありません。特にソーラーパネルのような25年保証が普通の業界では特に会社の信用力については気をつけるべきだと思います。
4.保証のための保険に加入しているか?
上場会社のメーカーであればわざわざ保証のための保険に加入する必要性は薄いと思います(メーカーの保証力が高いため)が、非上場の会社のソーラーパネルの場合には、25年間会社が存続するか不明ですので保険は必須かと思います。
保険?聞いたことないという方は危険です。特に中国大陸製のパネルの場合にはリスクが格段にアップしますので上場会社・非上場問わず、保険加入は必須かと思われます。
中国大陸製で保険がなければ当然安くなります。
5.受注生産品か?
ソーラーパネルというものは通常は受注生産品です。なぜなら製造した時から通電し始めるので劣化が始まり性能が徐々に落ちていくからです。
ご存知の方も多いかと思いますが、アメリカがダンピング処置で中国製ソーラーパネルの輸入を規制している関係で中国大陸製パネルは多くが長期滞留在庫と化しています。
長期滞留在庫というのは製造から1年以上経過したものであり、場合により数年経過している場合もあります。このようなソーラーパネルは性能が落ちているため通常市場では値がつかないため叩き売りとなります。
受注生産品かどうかはすぐに発送出来るか確認すればすぐにわかります。ことソーラーパネルについてはすぐに発送出来るというのは長期滞留在庫の可能性が高いですのでリスクがありますのでご注意ください。
ネットを見るとこんなに安くパネルを仕入れられた自慢をされている方がいらっしゃいますが、価格と性能は基本的に比例しますので、安いのは単に保証がないだけという可能性もあるのでご注意ください。
リスクばかり書いてしまい申し訳ございませんが、数百万から1千万円を超える多額の投資ですので、注意しすぎるぐらいがちょうど良いとソーラー大家は思います。
ソーラー大家さん
素敵で役立つ情報ありがとうございます^^
私もいまコンパクトソーラーを将来に向けた投資として考え検討しているところです。
先日話をした会社ではJINKOソーラーを扱っています
もちろん国産も用意していますが保険は付いていると言っていました。
ただJET規格のことや受注生産品かどうかは確認していないので聞いてみます!
不労所得にするつもりで負債を抱えては元も子もありませんからね^^;
今後も参考にさせてくださいねb
素敵なコメントありがとうございます。