ソーラー大家です。
第2号ソーラー発電所の建設途中の現地確認に行ってきましたが、写真を撮り忘れたため今度現地に行った時にアップします。第2号ソーラー発電所の完成が見えてきましたので、どのような考え方を基に第2号ソーラー発電所のプランを設計をしたたか書きたいと思います。
まずは、第2号ソーラー発電所のプランは下記のとおりです。
◆第2号ソーラー発電所プラン
・設置場所:千葉県の某所(東京からは遠いです)
・設置規模:パネル27kW、パワコン24kW
・予算:1千万円弱 自己資金
・想定売電金額:2,160万円(108万円×20年:実際は当初10%上振れで20年後には10%下ぶれと想定)
・土地:所有権 購入についてはこちら
・パネル:台湾製Inventec製 認証パネル
・パワコン:国内東証一部上場会社 認証パワコン
・完成予定時期:12月半ば(当初9月末でしたがかなり後ろ倒し)
・保険:太陽光用の大手損保会社の保険に加入予定
◆予算について
予算が1千万円弱と大きくなっているのは、要因としては下記が要因かと思います。
・特にパネルを台湾製Inventec製 認証パネルを使用 中国大陸製パネルの2〜3倍と高価です
・かつ設置場所が狭いために250Wの単結晶パネル(注)を使用
・南面に家が建っているため、架台が高く設置するための架台工事費が高騰
(注)250Wの単結晶パネルは240W多結晶パネルより1〜2割ほど高価です。ソーラー大家はメーカーや電気工事士等と相談した結果、発電特性は単結晶と多結晶に売電に影響する差はないと結論づけております。250W単結晶パネルを使用したのは、単に240W多結晶パネルでは必要な設置枚数が確保できなかったためです。
◆ソーラー大家が初期投資に多額のコストを払うわけ
ソーラー大家は、経営する会社で中国大陸製パネルを輸入することは簡単にできますし、仕様や価格まで確認しております。パネル等の資材を安くし、架台を低くすれば初期投資は安く済みます。
しかし、太陽光ビジネスは少なくとも20年間と長期間に渡ります。ソーラー大家は、太陽光で不労所得を得たいと考えていますので不具合対応の煩雑さ・トラブルを最小化したいと考えております。
また、特にソーラービジネスは20年間にどれだけ発電できるかが勝負ですので、根幹部材であるソーラーパネルとパワーコンディショナーには高品質で保証のしっかりとしたものを使用するべきと考えております。
このため、お手伝いしているお客様にもソーラー大家自身用のいずれもしっかりとした部材のみを使用しており、将来のトラブルの原因となる可能性が高い価格の安い中国大陸製パネルは使用しない意思決定をしています。
◆大陸製パネルを使用する場合には将来のコストを厚めに!
ただ、予算等の事情により価格の安い中国大陸製パネルや韓国製パネルを使用する方もいらっしゃるかと思います。
初期投資を安くする代わりに、将来パネルメーカーが倒産した場合には保証交換が受けられないため、不具合時には他社製のパネルで設備認定を再度取り直して輸入して設置するコスト、パネルに不具合がないかチェック、それらの修繕・交換のために追加の電気工事コスト等を厚めにするという考え方も当然ありだと思いますので、ここはいろいろな考え方があるものだと思います。
これからソーラー発電所を考えられている方、そろそろ二基目をと検討されている方の少しでも参考になればと思い、第2号ソーラー発電所のプランと考え方について書かせていただきました。
コメント覧での返答では書けないことも多くありますので、何かありましたらお問い合わせよりご連絡くださればと思います。可能な範囲でお手伝いさせていただきます。
はじめまして、松井と申します。
記事を拝見させて頂きました。
私も建築関係の仕事をしていまして、太陽光の施工も手がけています。
販売もしていますが、価格競争が激しいのと事務経費がかさむのが嫌で紹介物件しか元請はしておりません。
この先の太陽光ビジネスの厳しさを予想しまして、私も休耕地に地上設置を進めております。
現在30Kw、100kw設置済みです。
しかしながら中々いい土地はありませんね、
次の設置場所探しが難航しております。
大家さんのお考えの「初期投資にお金をかける」に共感しましてコメントさせていただきました。
私はシャープ製にしています。
中国製は業者目線からすると選択肢に入りません。。。
松井様
コメントへの返信大変遅くなりました。太陽光の施工関係の方からのコメント大変参考になります。
太陽光の場所探しにはソーラー大家も大変苦戦しております。農地転用も何度かしておりますが、今は特にいい土地の取り合いになっております。
中国製について業者目線からすると選択肢に入りません、というコメントには大変同感致します。
機械や太陽光に詳しい方や中国との取引経験のある方程、既にそれなりに痛い目にあっているため中国製を敬遠されるようです。
ただ、あまり中国製を使われたことのない方は中国という国の壮大さと言うか自由奔放さを過小評価される傾向にありますので、ソーラー大家としては、そのような方々を大変心配しております。