太陽光の収入だけで生活するには何kWのソーラー発電所が必要か?

太陽光の収入だけで生活するには何kWのソーラー発電所が必要か?ソーラー大家の不労所得への道
(写真はイメージです。)

太陽光発電所を建てようとする時、家庭用の3kW等であれば電気代ぐらいにしかなりませんが、10kW以上の事業用であればそれなりの現金収入を得ることができます。

 

それでは、もし太陽光発電所の売電収入だけで生活するにはどれくらいの規模にすればいいのでしょうか?

 

月々必要となる生活費は人により異なりますので、仮に30万円としてみます。

 

月々30万円の売電収入があれば住宅ローンがなければ十分楽な生活ができそうですし、住宅ローンがあったとしても支払額が多額でなければ普通の生活はできそうです。

 

10kWあたりの月間の売電収入想定額(今年度開始の場合)

37.8円/kWh×10kW×1,000時間(1年分)÷12ヶ月 = 31,500円

消費税10%に再来年にはなるでしょうからそうすると

39.6円/kWh×10kW×1,000時間(1年分)÷12ヶ月 = 33,000円

 

実際の売電収入は季節変動や経年劣化で変わります。

売電実績を見る限りは、当初は10−20%上振れで10年20年と時間が経つにつれて徐々に想定額通りになるイメージでしょうか?)

 

◆月30万円の売電収入を得るのに必要な太陽光発電所の規模

月々欲しい売電収入300,000円÷33,000円/10kW=90.9kW

 

(注)この想定は堅めの想定ですので、これより少ない規模でも月30万円に行く可能性はあります。

 

ちなみにソーラー大家の場合

第1号ソーラー発電所 11.5kW(2012年12月完成)

第2号ソーラー発電所 27kW(予定)

で38.5kWとする計画までは立てております。

 

第3号ソーラー発電所で48kW級(パネル57.6kW)を1基立てることができれば合計で90kWを超えますので月々の売電収入が30万円以上とすることができる計算です。

 

事業慣れされている方であれば当初から融資を引っぱり48kW級を1基もしくは複数基立てることもよろしいかと思います。

ただ、ソーラー大家のようにこれまでサラリーマンとして生きてきた方だとリスクを取り慣れていないため、はじめは小さくはじめるのがよろしいかと思います。

 

例えば手持ちの現金で小規模の10kW級でも1基建てることができれば、あとは繰り返しですので2基目から融資で規模を大きくしていくというのもありだと思います。

自営経験者以外の方でいきなり融資の場合、金額が大きいと融資が降りるのにも実行までにも時間がかかりいろいろ不安になるかと思います。

 

また、融資の場合、返済期間にもよりますが、売電収入の半分程度は返済に回すことになるかと思いますので、月々30万円の収入(売電収入ー返済額)を得るためにはより大きな規模が必要となるかもしれません。

 

以上は全てソーラー大家の現時点での考えですので、目指す規模も今後変更となるかもしれませんのであくまで参考としてくださればと思います。



2 comments for “太陽光の収入だけで生活するには何kWのソーラー発電所が必要か?

  1. えでぃ
    2013年5月29日 at 1:41 AM

    異を唱えて申し訳ありませんが、月30万円の売電「収入」で月30万円の暮らしが出来るわけではありません。月30万円の暮らし
    をするには月30万円の売電「所得」が必要です。
    では、月30万円の売電「収入」が実際にどれくらいの売電「所得」になるかと言えば…。
    まず、30万円の収入があってもそのうちの15万円は投資金額(初回設備費及びメンテナンス費)の回収であり、純利益ではありません。収入のうち15万円は投資分を分割で返却してもらっている様なものです。それを使うと財産を食い潰しているということです。50kwなど野立てでは残り15万円のうち大半は土地と償却資産の固定資産税に費やされます。所得は数万円ですが、そこから所得税も支払わなければなりません。一見して大きなおカネが動いていますが、個人規模での発電所の場合は実際の「所得」は少ないものです。
    普通のサラリーマンなら収入の約8割が所得ですが、小規模ながらも多大な投資を行う産業用太陽光発電所の場合は残念ながら所得は収入の1割くらいにしかなりません。メガソーラーはかなり利益が上がっているようですけれど…。

    • ソーラー大家
      2013年5月30日 at 6:22 PM

      (改訂しました)
      えでぃさんコメントありがとうございます。
      ご指摘の通り30万円の収入がそのまま所得になるわけではなくこの場合の事業所得はかなり少ないかと思います。
      ただこれはデメリットではなくメリットだと思います。

      税金に直結する所得が少ないということはキャッシュインフローに対して支払う所得税が少ないことを意味します。
      これにより額面30万の給与収入と比べて30万円の事業収入の方が使えるキャッシュインフローは多くなりあまったキャッシュを次への投資に回すもよし、使うもよしということになるかと思います。

      有名な金持ち父さんでも支払う税金をいかに減らすかがお金持ちになる秘訣とかかれているかと思います。

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