(写真は実際に設置している多機能防犯センサーライトです)
ソーラー大家です。
遊休地に野立てソーラーを立てようとする時に気になるのが盗難対策かと思います。規模によっては、設置コストが数百万円から1千万円超えてきますから盗難対策は重要です。
盗難対策は一つは盗まれづらくすることもう一つは火災保険に入るという2点がありますが、まずはソーラー発電所を盗もうとすると何が起きるかを書きたいと思います。
◆ソーラーパネルを盗むのは大変危険です。命の保障はありませんのでオススメしません。
あまり知られていませんが、ソーラー発電所は実は昼も夜も200Vの交流、もしくは300Vを超える直流というかなりの高電圧かつ50ー250Aという高電流が通電しています。これを取ろうとすることは、一部については電柱上の電線に直接触って切断して電線取ろうとするのと全く同じ行為となります。
このため、当然ですが素人さんが触ると感電しますし、200Vを超える高電圧かつ高電流で感電すると下手すると一発で命の危険に関わります。。。
あと照明のない閑静な場所で夜間に盗むのは相当大変ですし、照明や騒音が出る機械を使う必要がある分目立ちます。このため、普通は昼間に取りにこられるかと思います。
日中はさらにやっかいで、パネル自身が発電していますので直流で感電する危険があります。電気に詳しい方ならわかりますが、直流は危険です。直流で感電すると交流のように切り替わらないため、自力では離すことがまず困難です。助けようとして触れるとその方も離れることができなくなるというかなり危険な代物です。
それでも電気に詳しい方が盗人団にいるかもしれませんので盗まれづらくすることは必要です。
◆盗まれづらくする
ソーラー大家の11kWの第1号ソーラー発電所は1枚240Wのパネルを48枚使用しています。1枚約20kgしますので、全部で1トンぐらいとなかなかの重さです。
盗人さんの側を考えると、これを運ぶにはユニック付きの2トントラックもしくは4トントラックを使用することになるかと思います。このため、トラックがパネルに横付けできるような場所であれば容易に取り易いでしょう。逆に、トラックが入れないような場所だと取りづらいと思います。
ですので、まずは柵門等によりトラックが入れないようにするというのが最も効果的だと思います。かつ、門が壊されたとしてもタイヤ止めを設置しておいてパネルに近づけないようにすることがよいかと思います。
ちなみに私が設置した場所は斜面上の車の入れない箇所なので、もし盗難するなら人力で1トン以上運ぶ必要があります。私一人で全部を丸2日かけて運んだのでわかりますが、パネルはめちゃくちゃ重くて運びづらいです。
また、パネル自体をある程度高い位置に設置することも有効です。ソーラー大家のパネルは周囲の樹々等の関係で2ー3.5mと高い位置に設置しています。このように高い位置に設置することでより取りづらくなっています。
◆保険
万が一取られたとしても保険がかかっていれば実損害は少なくすみます。地上に固定していれば火災保険の対象となります。また、ソーラー専用の保険もいくつか発表されておりますのでこちらも検討されるとよろしいかと思います。
保険もコストがかかるものですので、設置場所の取られ易さにくさと投下資本の大小を考慮した上で 保険について検討されるのがよろしいかと思います。
また、何よりも設置場所のご近所さんに挨拶することが一番の保険になるかと思います。
初めてソーラー大家さんのHP拝見しました。私もサラリーマンをやりながら野点ソーラーを設置しています。防犯対策ですが3重の対策を講じています。①パネルの裏に全て名前と住所の入ったシールを自分で作って貼っています。盗んでも売り物にならないようにです。②周囲に木杭を打ち鉄条網を張り巡らしています。③安い防犯カメラを設置しています。映像は一ヶ月分録画され後から見ることが出来ます。インターネットに接続すれば遠方からでも見れますがそこまではやっていません。ご参考までに。
匿名希望さん
コメントありがとうございます。3重の対策大変参考になります。他にもなにか工夫等ありましたらぜひコメントくださればと思います。また、多くの読まれている方々の参考にもなるかと思います。
私も給与取得者であり太陽光発電50kw×3基を9月に運開したものです。いつも楽しく見させて頂いております。
盗難対策ですが、
1、簡易フェンス
2、保険
3、防犯カメラ×8台 ネットでリアルタイム監視可能
4、センサーライト
5、遠隔監視システム(発電量)
6、看板設置(防犯カメラ監視中等)
以上ですね。こんなにやっても盗難されるときはされると思っております。
私も野点で320KWの事業をこの四月から始めました。ライト設置、感電注意掲示板、遠隔監視カメラ、赤外線、火災保険加入、はやっております。今後
タイヤ留め及び近所への挨拶、を検討します。
有り難う御座いました。