ソーラー大家です。
ソーラー大家が11kW(パネルは11.52kW)の第1号ソーラー発電所を建設するにあたりパネルの枚数とパワコンの台数をどのように検討したかを書きたいと思います。
予算と土地の広さの関係で規模としては10−20kWの間の5.5KWもしくは4kWの倍数を検討しました。この5.5KWもしくは4kWというのはパワコンの能力に依存します。
10−20kWの間であれば
4kWであれば4×3台=12kW,4×4台=16kW
5.5kWであれば5.5×2台=11kW,5.5kW×3台=16.5kW
の4通りが考えられます。
ソーラー大家はパワコンの台数が多ければその分電気工事の工数も増えると考えたため、パワコンの台数が少ない5.5kWのパワコンを選択しましたが、完成してみてわかりましたがあまりここは費用に影響しないように思います。次に検討している第2号ソーラー発電所では新たに10年保証のついた国内製パワコンの調達の目処がついたため、4kWを選択することを考えています。
2台の11kWとするか3台の16.5kWとするかについては、いろいろ悩みましたが、初回であり諸々のリスクが高いだろうと想定したため、10kWの事業用を超える最小規模である11kWに決めました。またソーラー大家の場合、当初から第2号ソーラー発電所以降も想定していたため、第1号をそれほど大規模にする必要がなかったことと、手持ち資金の半分を予算の上限としたことも11kWとした理由です。
実際、ソーラーパネルを設置するにあたり東京電力から連係費用として43万円もの高額な費用を請求されたりと様々な想定外の出費には悩まされました。実際、当初想定予算の倍の分の資金を手当てしておいたのは正解でした。
パネルの規模と台数が決まったら次に、ひとつのパワコンとソーラーパネルをどのように接続するかを検討します。
ソーラー大家は240Wのソーラーパネルを8直列3並列の計24枚 合計5.76kWに対して1台の5.5kWのパワコンを接続しております。パワコンの性能は運転電圧範囲の高めのところで最大の変換効率となっていることが多いので、直列はある程度多めのほうがいいということも意識しました.
ちなみに一般的には、パワコン1kWに対して1.2kWのパネルという1.2倍の組み合わせで設置することが多いそうです。これはセット用のパワコンが高いために極力パワコンを少なく抑えるという理由と100%フルでパネルが出力する状況はそれほど多くないということが理由です。
しかし、ソーラー大家の設置はほぼ真南(若干南南東より)であり、パネルの設置角度も20度(最適は30度、場所による)と100%に近い出力が期待できたこと、パワコンも自己調達のためセット販売に比べてだいぶコストが安く特に少なく抑える必要性がなかったため、パネルの出力とパワコンの比率は1.05倍と1に近い値になっています。
連係費用の43万円は、かなり高いですね。
東電は高いと聞いてましたが、ぼった栗ですね。