ソーラー大家です。
某掲示板等で話題になっている面白い内容について解説します。
出回っている話としては
「まず1kWのみで余剰買取制度を利用し42円で確定し、その後4月以降に49kWに増設すると20年間余剰で売電できる」
というものです。
では具体的な手続きを考えてみましょう。これができるかどうかはソーラー大家は判断しません。繰り返しますが、この方法が成立し得るか判断しません。
ただ、この方法を実践するとこうなるかと思います。
1. 1kWで余剰で設備認定の申請 認定パネル限定です
2. 電力会社に連係協議 疑問1 拡充予定を記載する必要があります。49kWと書くのでしょうか?
3. 余剰用のためメーター等余分にかかりますし配線が全量とは異なります。需要施設が必要となりますが、需要施設はあるのでしょうか?
4. 補助金は? 住宅に限定されますので住宅以外では対象外です。
5. 49kWに拡充と書いた場合、おそらく100−200万円ぐらいの接続コストの請求書が届きます。払わない限り売電不可です。
6. 売電開始
7. 49kWに変更のための設備の変更申請
8. 電力会社に契約変更の申請
9. 1kWと49kWでは配線、ブレーカー等の規模が全く異なるため総入れ替えとなります。しかし通電している状態では工事不可です。停電の申請をするのでしょうか?
10. 49kW分の設備導入
11. 配線等全て入れ替えます。既存の設備は全て無駄になります。
12. 認定区分が変更されたタイミングで売電単価余剰のままのため内税。消費税増税で単価アップしません。売電開始は当然当初からのため20年より短くなっています。
それに対して、原則通り49kWで進める場合
平成25年3月31日までに以下をするだけで42円20年間が確定します。
1. 49kWで全量で設備認定の申請、設備認定取得。
2. 49kWで電力会社に接続契約の申込み 必ず申込書の受付覧に受付日を入れてもらう
これだけです。
ここについては当初から気にしていたので、ソーラー大家はJ-PECの業者向けの補助金申請の説明会にまで出席して全ての資料をもらって確認しています。
どちらが楽でしょうかね?確かにこなさなければいけないタスクも多いですし、コストがかかり不安になる気持ちもわかります。でもあまり横道にそれて走らない方がいいのではとソーラー大家は思います。
1kwですが国のID申請と電力会社の受理のための書類作成の手前を
減らすための手段です。手順2-12は本当に1kwで始めるとあるかもしれませんが、権利獲得後は50kw未満で実現可能なプランに沿って範囲で変更かけて動けばそこから20年です。と私は電力会社の窓口で
説明うけました。